福岡県小郡市横隈の小児科

お知らせ
お知らせ

花立山の朝焼けを見ながら(近況・感染状況)12月26日                

あと一週間で2024年が終わり、新しい年が明ける。それを追いかけるように厳しい寒波がやってきた。それに伴い、下の表で分かるように、インフルエンザの感染が拡大し、先週はついに県内の感染者数が10000人を超え、大流行している。学校は冬休みになって、学校閉鎖と同じ効果が期待されるが、しっかり感染対策しないと感染の可能性が高くなる。さらに、年末年始に家庭内の密状態が増せば、増加傾向(先週は124%の増加)にあるコロナ感染症も徐々に増えてきていて、今後の拡大が心配される状況です。溶連菌も感染性腸炎(嘔吐下痢)もマイコプラズマ感染症も多いので、気を引き締めて感染対策(手洗い・マスク・換気)をしましょう。(小郡市周辺のインフルエンザ、コロナの感染状況も報告が開始されましたので、下の表に加えました。)

福岡県・小郡市の感染症の状況(12月25日発表分:12/16~12/22)                                                 疾患名        4週前(報告数)  3週前   2週前   先週   先々週/先週の増減 

インフルエンザ      2263      4019   7009    11852  169%                             小郡市インフルエンザ                       934

コロナ          218      319    343    426  124%                                       小郡市コロナ                           90    

RS感染症         20       14    15     22  147%                                      溶連菌感染症       583      594    539    430  80%                          感染性胃腸炎       613      722    638    678  106%                                         マイコプラズマ      442      482    315    258  82%  

当院における感染状況:                                                        ① インフルエンザ感染 :4週前が16人、3週前が22人、2週前が37人、先週が60人と増加してきている。冬休みに入ったが、まだ小学生・中学生の感染者は多い。さらに、保育園児の感染が増えていている。、それに伴い、乳幼児が行動の制限がでず、解熱すれば行動範囲が増すためか、家庭内感染者が増加している。心配な状況!                                                        ② コロナ感染:今後の増加が心配!                                                     ③ 溶連菌感染症:                                                           ④ 感染性胃腸炎:乳幼児を中心にウイルス性胃腸炎が増加し、家庭内感染が増えている。しっかり流水による手洗いが大切!お母さんはおむつ交換後の手洗いをいましょう。                                                                                                                         ⑤ マイコプラズマ感染:少し減少傾向にありそうです。