福岡県小郡市横隈の小児科

お知らせ
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花立山の朝焼けを見ながら(近況・感染状況)8月28日                

コロナも、この1が月、少しずつ増えている。注意が必要だ!増加傾向にあった百日咳感染者が第33週の報告では減少していた。このまま減っていってほしいものだ。夏休みが終わり集団生活が始まると、更なる感染者の増加が心配されるだけに、早く収束してほしいものです。クラリス耐性菌の増加の心配もあるので、これ以上感染者が増えてほしくはないと思っています。生後0~1か月の乳児が感染すると無呼吸や脳症を起こし、命に係わる怖い感染症である。そのため、生後早期の2か月から4種混合・5種混合のワクチン接種を開始し、ワクチンで抗体を身に着け感染を予防するように計画されている。治療はクラリスを5日~7日服用すると百日咳菌は除菌できるとされていますが、最近マクロライド耐性菌の増加が報告されていて、注意が必要です。

また、リンゴ病も減ってきているようです。。リンゴ病はパルボウイルスB19の感染で起こりますが、発熱などの症状に乏しく、感染して10~20日後に、顔のホッペに蝶形紅斑と手足の網目状のカーテンレース様の皮疹を特徴的に認めます。しかし、この皮疹が出現した時には、人に感染する力はなく登園・登校してもかまいません。発疹がでる1週間前に感染力があるようですが、いつ移したかわかりません。一生に一度感染する疾患ですが、罹ったことがなければ成人でも感染します。その場合、37度代の発熱を認め、手指のリュウマチ様の関節のこわばり症状を認めることがあります。注意してください。妊娠中初期の感染と遺伝性球状赤血球症の患者が罹患すると要注意です。

福岡県の状況(8月28日発表分:第34週 8/18~8/324)                                                 疾患名        4週前(報告数)    3週前     2週前  先週 先々週/先週の増減                       百日咳報告数(1週間)  106        91     40    93   44%→233%                               

インフルエンザ       46        39     20    50   51%→250%                            コロナ          894       833     855   1112  103%→130%                                             伝染性紅斑        241       224     132   265   59%→201%                                      溶連菌感染症       170       162     100   150   62%→150%                          感染性胃腸炎       415       385     181   376   47%→208%                                             

当院における感染状況:県の報告ではコロナ感染者が急に増えている。先週当院で5名!今週28日時点で5名で、増えている印象。今後、咽頭痛を伴う発熱者はできるだけコロナの検査をしていこうと思う!家族内感染が多い(父母から乳児が感染するケース)。要注意!マイコプラズマ肺炎の児も散見される。先週2名!今週も1名。昼間の発熱はないが、咳き込む夜間の発熱が続くケースが多い印象。                                                                                                                                                                                                                                       ① 伝染性紅斑:まだ多く、各保育園・幼稚園・小学校で感染者がみられる。発熱などの症状に乏しく、紅斑出現時には感染力がなく対処法が困難!マスク使用、手洗いで予防するしかないか?                                                                                                           ② 溶連菌感染症:少しずつ減少しているようだ!                                                           ③ 感染性胃腸炎:もう暑い夏なのだが、冬場の感染症であるウイルス性胃腸炎が多い。点滴が必要な児も見られ要注意!嘔吐した場合、吐物以外にも、空気中にもウイルスが浮遊していて感染源になる。報道であるように、ノロウイルスはアルコール消毒の効果も十分ではない。しっかり流水による手洗いが大切!下痢便の中にもウイルスがいるので、おむつ交換後にも手洗いをいましょう。さらに、暑くなるにつれ、カンピロバクターを中心とした細菌性腸炎(食中毒)も増えてきた。特に、鶏肉を食べる際には十分に火をとうしたほうが良いと思う。