近頃、移り行く季節の流れを、しっかり感じ、記憶していたいと思い、6月初旬、耶馬渓にホタルを見に行ってきた。
8時頃には、たくさんのホタルが、闇夜の中、あるものは川面を飛び、他のものは木陰で、ひっそりと無数の淡い光を放っていた。
その光は、子孫を残すための力強い光のはずだが、私には生命を終える間際の弱弱しい“はかない光”に思えた。
父との思い出が、よみがえってきたり、自分のこれからの人生について考えさせられたりもした。次の楽しみは9月!“9月になれば”
9月に同窓会で鹿児島へ行く。昭和50年代に大学生活をすごし、約10年過ごした街だ。錦江湾に浮かぶ桜島の噴火と降灰の中で暮らしていた。大学時代は授業にも出ず、何の目的もなく、無駄に時間を過ごしていた。
その後は幾つもの、つらい思いと、医師いう仕事の重さ、責任を思い知らされた。
思えば、何もいいことがなかった街だ。しかし、今「9月になれば!」と不思議なことに、9月を心待ちにしている。