雨の時期が減り、やっと梅雨が明けそうです。暑い夏が始まり、熱中症の心配をしないといけない時期に、RSウイルスの感染症が増加しています。夏は感染症が少なかった印象ですが、最近はRSウイルス感染症、夏カゼ(エンテロウイルス感染症:手足口病、ヘルパンギーナなど)、コロナウイルス感染症の流行が重なり異常な状況です。熱中症対策・感染対策を行い、体調を崩さないように注意して、この暑い夏を乗り切ってください。
感染状況(7月25日、福岡県発表分:7/15~7/21) 疾患名 4週前患者数 3週前 2週前 先週 前の週との比較(%) インフルエンザ 61 86 79 94 119% 新型コロナ感染症 1330 2233 2955 3849 130% RSウイルス 417 549 663 588 89%
溶血性連鎖球菌 985 835 815 674 83% 感染性胃腸炎 576 578 531 413 78% マイコプラズマ 69 133 49 133 271% 手足口病 1123 1626 1653 1303 79%
最近の感染状況 (1)インフルエンザは横ばいだったのがまた増加傾向? (2)コロナ感染症が増えています。流行期に入ってきたのでしょうか?要注意!! (2)溶連菌感染症は減少傾向だがまだ多い。合併症が多い疾患なので要注意! (3)RSウイルス感染症が夏なのにまだ多い状況。 (4)ウイルス性胃腸炎がまだ多い。 (5)マイコプラズマ感染症は今週は明らかに増加している。 (6)手足口病が幼稚園・保育園でまだ多い状況です。夏カゼの代表で糞便感染が中心です。手洗いで予防を!脱水に注意。